今回は2023年11月23日~29日の7日間にわたり初開催される、沖縄を拠点とした国際映画祭「Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」をご紹介します。
<ご案内>
「Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」とは
「Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」は沖縄・那覇市を中心に環太平洋地域にフォーカスした新たな映画祭です。
優れた映画の発掘と発信を通じ、沖縄が環太平洋地域において新たな国際文化交流の場となることを目指して今年から設立されました。
台湾出身の映画監督、黄インイクさんがエグゼグティブ・プロデューサーを務めます。
また、沖縄出身の俳優・尚玄さんが公式アンバサダーとして参加し、与那国島出身の映画監督・俳優の東盛あいかさんが運営団体理事に就任しています。
映画祭では環太平洋地域の各国・島々で製作された映画作品を対象に、コンペティション形式による優秀作品の選考と上映が行われるほか、特定の島国やエリアの作品に焦点を当てる特集上映「Pacific Island ショーケース」が開催されます。
国際共同制作を促進する製作者向けのプログラムやワークショップも企画されています。
そして環太平洋地域の島々から注目の監督を取り上げ、当該地域の優秀な映像作家を紹介する企画「Director in focus」においては、沖縄にルーツを持つハワイ・ホノルル生まれのクリストファー・マコト・ヨギ監督を特集します。
『August at Akiko's』『I Was a Simple Man』が名だたる映画祭でワールドプレミア上映され世界中の映画評論家たちから高い評価を受けるなど、いま世界で注目を浴びる新鋭監督の4作品を日本初上映いたします。
尚玄さんよりコメント
俳優を始めて約20年、これまで様々な海外作品や映画祭に参加させていただきました。
今までの経験を活かして、故郷に恩返しできることはないかと模索する中で、国際映画祭の開催は僕の長年の夢でもありました。
琉球王国時代に中継貿易地として栄え、アジアをはじめ周辺諸国と交流していた歴史的背景と文化的多様性、そして観光地として多くの人々を魅了している沖縄は国際映画祭の開催地として理想的ではないかと考えていたからです。
本映画祭が掲げる、沖縄を文化発信基地として環太平洋地域の国々を繋いでいくというコンセプト、映画の上映だけではなく教育や人材育成も視野に入れたプログラムに賛同し、アンバサダーとして参加させていただくこととなりました。
この映画祭が架け橋となり日本映画の国際化の一助となれるように、そして地元の方々や観光客の皆さまにも楽しんでいただける、秋の沖縄の新しい風物詩となるよう僕も精一杯尽力いたします。
クラウドファンディングのお知らせ
今回の映画祭の実施に向けてクラウドファンディングが行われています(実施期間は2023年10月31日まで)。
詳細は特設ページをご覧ください。