今回は2024年10月30日に開催される、沖縄出身の琉球舞踊姉妹ユニット赤嶺姉妹による琉球舞踊公演『返照』をお知らせします。
<ご案内>
赤嶺姉妹とは
赤嶺姉妹は「琉球舞踊 八曄流餘音の会 」免許を授与され、東京を拠点として沖縄をはじめとする国内で活躍する沖縄県那覇市出身の姉妹による舞踊パフォーマンスユニットです。
姉・奈津子6歳、妹・真希6歳からそれぞれ前田千加子師範に入門。姉妹独自の踊りのセンスとパフォーマンススキルを以って高く評価され、首里城公演や国立劇場おきなわ主催公演等に出演。
沖縄タイムス社主催芸術選賞にて琉球古典舞踊の部最高賞受賞をはじめ数々の受賞歴を誇り、2014年から主に東京エリアを中心に活動を展開しています。
東京での代表的な活動には、琉球古典芸能の若手によるシリーズ公演「琉球の綾音」があります。
また、指導者としての活動にも力を入れており、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京に助成を受けた講座「沖縄文化・琉球芸能体験プログラム」や、その成果披露の場「琉球芸能合同発表会」を大々的に行うなど、精力的に活動しています。
琉球舞踊公演「返照」について
その赤嶺姉妹が2019年に初めて行った姉妹公演「師情の舞」から5年の節目に行うのが、琉球舞踊公演「返照(はんしょう)」です。
主催は、過去に世界的アーティストの演出など実績豊富の有限会社イベントデック。
「東洋と西洋の融合音楽」をテーマにこれまで様々な企画を成功させ、寺社仏閣での照明演出を伴った公演も得意としています。
イベントデックが琉球芸能を取り上げるのは初の試みとなり、洗練された照明演出で琉球舞踊の新境地が拓かれます。
赤嶺姉妹より
赤嶺姉妹2回目の単独公演を開催する運びとなりました。会場の銀座・王子ホールはクラシック音楽ホールとして格式高く、世界の一流アーティストが演奏するようなステージです。おそらく琉球舞踊公演として使用されるのは初めてだと思いますが、特別な空間で踊ることができるのは本当に楽しみです。
今回は主催のイベントデック社のお声がけによって実現した公演ですが、東洋と西洋の融合音楽や寺社仏閣の照明演出など世界的アーティストを起用した大規模な企画を多く手がけている会社です。
本公演では琉球舞踊と光の融合ということで琉球芸能の魅力がより引き立つような照明を期待しています。
テーマ「返照」には、自分の内面に光を照らし、自身との対峙・内省するという意味が込められています。内に向けられた光がやがて溢れ出てその周囲までも神々しく照らす様子をイメージし姉妹の歩む伝統芸能の道でありたいという思いから名付けました。
今回の演目は、紅型衣装が美しい古典女踊り「かせかけ」「伊野波節」、我々の師である八曄流家元前田千加子が創作した「月影の想い」、師匠の得意芸である名作「高平良万歳」などを披露します。
創作舞踊「月影の想い」は師匠が25年以上前に作舞した演目で、まだ小学生だった私が客席から観て衝撃を受けた作品です。軽やかな曲調で始まり途中で急にしっとりとした音楽になり歌いながら踊るのですが、その緩急が幻想的で美しくて「いつか踊りたい…」と思っていました。
家元以外に未だ踊った人がいない作品で、今回許可を得て25年ぶりに舞台で披露します。
「音楽と一体となって心から楽しんで踊ること」を常々教えられてきましたが、年数を重ねれば重ねるほどその尊さを感じます。王子ホールという最高の音楽空間で、琉球古典音楽界を代表する地謡の皆様の演奏と共にぜひお楽しみいただきたいです。
そして銀座4丁目、三越の隣に位置する好立地なのでぜひお着物をお召しになってお越しください‼
イベント情報
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公演名 琉球舞踊公演赤嶺姉妹「返照(はんしょう)」
日時 2024年10月30日(水) 18時30分開演
場所 銀座王子ホール
出演
舞踊:赤嶺奈津子、赤嶺真希
地謡:仲村逸夫、佐久田朝太、徳田泰樹(歌三線) 池間北斗(箏)、 入嵩西諭(笛)、池間鈴(太鼓)
チケット
全自由席¥6,000 チケットぴあ(Pコード/528-225)
全国のセブンイレブンにて購入できます。
メール、お電話でもお申し込みいただけます。
Email:hachiyoryu.kanto84@gmail.com
TEL: 03-6206-8433
公演に関するお問い合わせは 03-6411-3961 (平日10:00~17:00)事務局