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サンゴや環境保護に深い関心を持つイベンター・近藤陽太さん(人との企画室)プロデュースのLIVE SESSION「環世界」が2022年7月2日に開催されます。
3人のミュージシャンと1人の画家によって即興でセッションを行うライブイベントです。
【出演者】
各アーティストのプロフィールを含むイベント特設サイトはこちら
会場は高音質のサウンドシステムを備えた渋谷・原宿にあるアートギャラリー。美味しいフードとドリンクもお楽しみいただけます。
また、東京のオフィスで人口的にサンゴを育成するベンチャー企業「株式会社イノカ」COO竹内四季さんと近藤さんによるトークセッションも行われます。
2040年までに約9割のサンゴ礁の死滅が危惧されていることを受け、本イベント収益の一部は沖縄の海にサンゴを増やす活動に寄付されます。
※近藤さんの略歴やサンゴ、環境保護への思いは以下の記事もご参照ください。
以下、近藤さんへ行ったインタビューをお届けします。
<ご案内>
近藤陽太さんインタビュー
ー今回のイベント名「環世界」の由来とそれに対する思いを教えてください。
環世界という言葉は、私が大好きな五十嵐大介さんの漫画「ディザインズ」で知りました。
その漫画ではヒューマナイズドアニマルという人工的に人と動物を同化させた生き物が出てきて、それぞれの特性を武器に闘っていく様子が描かれています。
環世界とはそもそも生物学の概念で、生物それぞれの固有の認識世界を意味します。
例えば犬は嗅覚が優れているため、嗅覚を中心に目の前の世界を認識する。この考え方をかりると、同じ人でもそれぞれ優れた感覚は違うため、見ている世界は違うのだと思います。
僕はこの言葉にすごく惹かれ、何かしっくりくるものがありました。思うことも感じることも、社会をどう認識するかも、みんな違って当たり前であることを肯定されたように思えました。
僕は周りの友達みたいに社会でうまく生きていくことができなかったので(笑)、ずっと職に就くことへの違和感があったり、自分はどうしていけばいいんだろうと悩んできました。
社会に出ると、何を生活の糧にしているかがその人を定義づける大きな要素になり、そこに自分を表現できているかが、自分自身への充実感に影響するように思います。
その充実感を中々持てずにいた僕は、この環世界という言葉に少し救われたような感覚があります。
また、それぞれの長けた感覚・能力によるやり取りのような即興、セッションにも相性がいいと思い、今回イベント名に使用しました。
これ、伝わってますかね(笑)。
ー「環世界」の魅力をどうお考えでしょうか。
今回は3名の音楽家の演奏に、画家・中山晃子さんがライブペインティングで参加してくださいます。
中山さんは希少な絵の具を用い、圧倒的な世界観を表現されています。音楽家と画家では聴覚と視覚、それぞれ長けている感覚が違うのではないかと思います。もちろん一概には言えませんが。
異なった環世界を持つ人同士のセッションは、どんな人が見ても刺激的で、どこかしらがくすぐられるはずです。
とかなんか偉そうに言ってますが、こういったセッションはずーっと前から、また、今もいろいろなところで行われているんです。なんにも新しくはない。
でも、今までに一度も一緒になったことがない方々を引き合わせ、そのパフォーマンスをお客さんが見て、楽しんでいただける時間をつくれることには意義を感じています。
初めて会って、打ち合わせも一切なく、数時間後には人前でセッションをする。
マッチングアプリにしても登録者は少ないでしょうね(笑)。
ー「環世界」で実現したいことは何でしょうか。
そもそも僕が即興のセッションライブを企画する理由として、その場でしか生まれない音楽、人と人とのやり取りが好きで、その現場をたくさんの人に見て、楽しんでいただきたいというのがシンプルにあります。
加えて、何かに疲れたり悩んでいる方に、ありのままの自分を表現することを肯定し、前向きになっていただけるような、そんな機会をつくりたいという思いがあります。
この思いに強くフォーカスしたのが環世界というイベントです。
ー最後に、「環世界」に興味を持たれた方にひと言アピールメッセージをお願いします。
経済的に苦しいこのご時世で、娯楽・体験に時間とお金を投資することは簡単ではないと思います。チケット代¥3,500は安くはありません。でも決して高くもありません。たくさんの方々が気持ちで動いてくださり、実現に向かっているからです。
同時に、我々だけではこのイベントは成立しません。みなさまの参加があってこそのものです。
ライブは2セットあり、会場は22:30までオープンしています。お時間許す限りおくつろぎください。よろしければ当日ご感想もお聞かせいただけますと幸いです。ご来場お待ちしております!
イベント情報
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環世界
<Date>
2022.07.02(sat) OPEN 17:00/START 18:00
<Act>
和久井沙良/Keyboard
中村達也/Drums (ex.BLANKEY JET CITY)
守家巧/Bass (ex.RM jazz legacy)
中山晃子/Alive Painting
DJ/Yama a.k.a.Sahib
<Ticket>
前売¥3,500/当日¥4,000
26歳以下¥2,500
学生¥2,000(備考欄に学生であることをご記載の上、当日学生証をご提示ください)
+1drink別
<Access>
Galaxy 銀河系 渋谷駅 徒歩8分/明治神宮前駅 徒歩5分 MAP
2040年までに約9割のサンゴ礁の死滅が危惧されていることを受け、本イベント収益の一部は沖縄の海にサンゴを増やす活動に寄付します。実績はこちら。
※近藤さんの略歴やサンゴ、環境保護への思いは以下の記事もご参照ください。
主催/Flyer,Video制作:人との企画室 近藤陽太