「第19回はいさいFESTA2022」が5月3日から7日までの5日間、川崎で開催されました。
今回もその模様をミカエル・コバタさんに寄稿いただきましたので、以下お届けします。
<ご案内>
「第19回はいさいFESTA2022」レポート
「第19回はいさいFESTA2022」(主催=チネチッタ通り商店街振興組合/株式会社チッタ・エンタテイメント)が 5月3日から7日までの5日間、神奈川・川崎駅東口のチネチッタ通りなどで開催された。
川崎市には、隣町の横浜・鶴見と同様に、沖縄出身者、沖縄をルーツにもつ人々が多数住んでいることがきっかけで、このイベントがスタートし、関東では最大級の沖縄イベントとして定着していた。
しかし、2020年に始まった新型コロナウイルス感染拡大により、同年はゴールデンウイークから9月に延期して開催したが、大幅な入場制限などを設けた縮小版だった。昨年も9月に延期したが、残念ながら中止。今年はウイズ・コロナのなか、多少の制約はあったもの、3年ぶりの本格的な開催となった。
同イベントは“大沖縄文化祭”とのキャッチフレーズでうたわれ、沖縄の音楽、映像、食、酒、伝統芸能がびっしり詰め込まれたものだ。会場となったチネチッタ通り、クラブチッタ通り、タイムズ川崎東口には数え切れないほどの沖縄グルメ屋台・物産展が出店し、ワークショップ(シーサー色塗り教室など)も催された。
アレーナチッタ、中央噴水広場では連日に渡って、沖縄系アーティストによるライブが行われ、沖縄音楽界の大御所・よなは徹を始め、ヤンバラー宮城、イチャリバーズ、大工哲弘 with 大工苗子、平川美香、世持桜、石垣優(元やなわらばー)、宜保和也、てびちバンドといった、そうそうたるメンバーが登場。人気お笑いコンビ・ガレッジセール、元ボクシング世界チャンピオンの具志堅用高がトークショーを行った。最終日の音楽祭にはネーネーズ、島袋辰也 、大城クラウディア、饒平名久乃、Lucy、RIKKIが出演した。
6日を除く4日間は川崎駅東口駅前のルフロン前でエイサーも行われ、和光青年会、なんくるエイサー、桜風エイサー琉球風車、琉球舞団 昇龍祭太鼓、町田琉、鶴見エイサー潮風が熱い演舞を披露した。
若干の縮小、制約はあったものの、3年ぶりの本格的な開催で、川崎の街は5日間、まさに沖縄一色で熱く燃えた。この日が来るのを待ち望んでいた沖縄を愛する人々にとっては、たまらないイベントになったことだろう。来年こそは、ほとんど何の制約もない形で開催されることを願ってやまない。
(取材・文=ミカエル・コバタ)