春と花～「琉球の綾音」第7回公演のお知らせ（琉球古典芸能、琉球舞踊）

【予定演目】

斉唱「かぎやで風節」

舞踊「本貫花」

独唱「柳」独奏「船頭節」

独唱「仲風節」

舞踊「花風」

斉唱「本嘉手久」

舞踊「貫花」

【親川遥】

私は舞踊「本貫花」や独唱「仲風節」を演奏させていただきます。

「仲風節」は独唱曲として大変人気が高く、華やかな指遣いと旋律が特徴的な曲となっております。

私自身が東京の地で「仲風節」を演奏するのは今回が初めてです。

普段より少し緊迫感のある私の表情にもご注目ください！

【赤嶺奈津子】

今回の綾音では雑踊「花風」を披露いたします。

この演目は私の師匠である八曄流家元の前田千加子先生が得意としており、特に厳しいお稽古をつけてもらいました。

沖縄タイムス芸術選賞を受賞した際も受賞者公演で披露させていただき、私にとって憧れであり大切な演目のひとつになりつつあります。

遊女が人目を忍んで愛しい人の旅立ちを見送りに行く情景が描かれています。

以前この演目を踊った時に、表現が過多になりすぎて師匠に言われた言葉がとても印象的です。

沖縄の女性は強く逞しい。だから湿っぽくなりすぎず、悲しさの奥に強さと潔さがなければいけない。

琉球舞踊は、琉球王朝時代に踊られていた古典舞踊と明治以降に踊られた雑踊(ぞうおどり)に大きく分類されます。

古典舞踊と違った豊かな雑踊の描写で、所作からも情景を思い浮かべやすい作品です。

準古典、雑踊の最高傑作とも言われる「花風」をぜひ皆様にご覧いただきたいです。

【赤嶺真希】

草木や花々が芽吹く春。今回私は女古典七踊りの「本貫花」を披露いたします。

さらさらと流れるような所作に可憐な恋心を描いた作品で、すくい集めたお花に想いを乗せて差し上げるシーンが印象的なので注目してみていただきたいです。

【細川拓実】

今回は演奏時間、演奏技術ともに大曲である楽曲に挑戦しようと思い、春の季語としても使われる「柳節」を独唱します。

邪気を払う歌としても有名で、曲調も爽やかな１曲となっております。

皆様のご来場お待ちしております。

【仲里綾香】

前公演から琉球箏曲の宮城さんを新たに迎えた琉球の綾音。

更に奥行きがある琉球古典音楽を皆様にお届けできる様になりました。

春という華やかで心地よい陽気を感じていただけるように解説を務めます。

【宮城初夏】

今回私は琉球箏曲「船頭節」を独唱させていただきます。

桜の名所である吉野山の替え歌をプラスで付け加え、春っぽさを演出できればいいなと思ってます。

船頭節は本土から移入してきたものですが、沖縄で大切に継がれてきたものを改めてこの土地で演奏出来る事に感謝しております。

今回の公演会でいち早く皆様に春を感じていただける様に頑張ります！