2022年9月11日、東京都内で有数の観光名所である浅草の雷門、浅草寺のほど近くにある“国際通り”(愛称=ビートストリート)で、「浅草国際通りビートフェスティバル2022」(主催=浅草国際通り商店街連合会)が開催されました。
今回もその模様をミカエル・コバタさんに豊富な写真とともに寄稿いただきましたので、以下お届けします。
<ご案内>
「浅草国際通りビートフェスティバル2022」の模様
国際通りといえば那覇随一の観光スポットの名称ですが、浅草の国際通りはかつて松竹歌劇団などの公演で賑わった「国際劇場」が通り沿いにあったことにちなんだものです。
その跡地には浅草ビューホテルが建ち、新たなランドマークとなっています。
つまり那覇の国際通りとは直接的な関係はないが、同じ名称とあって親近感を感じさせてくれる街です。
「ビートストリート」の愛称は太鼓など打楽器を扱う店があることと、“店舗それぞれの個性が響き合う商店街に”との願いが込められているとのことです。
同イベントは国際通りの車道1車線を通行止めにして行われた「エイサーパレード」(道じゅね)、浅草ビューホテルの2F公開空地(ビュービットデッキ)の2会場でエイサー演舞が行われ、和光青年会、琉球舞団 昇龍祭太鼓、桜風エイサー琉球風車、明正小学校HAPPYエイサーズ、中野区上鷺宮エイサーかみさぎ舞鼓打人、用賀小エイサーチームの6団体が出演。2つの会場で各団体が熱い演舞を披露しました。
現在、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』が放送中で沖縄ブームの真っただ中とあって、沿道にもホテルの特設会場にも例年以上の観衆が集まり、大いに盛り上がっていました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で同イベントは一昨年、昨年は浅草ビューホテルの2F公開空地でのみの開催、「エイサーパレード」を含めた“本格開催”は3年ぶりとあってエイサーファン、地元住民の皆さんが大熱狂したのは当然のことでしょう。
主催側もコロナ禍とあって浅草ビューホテルの2F公開空地での観覧者には体温計測、手指消毒を義務付け、万全の感染対策で臨んでいました。
また、イベント開催にあたって同商店街連合会では「ビートストリート特得まっぷセール」を4日から11日まで実施。商品購入者を対象に多数の商品が当たる福引き抽選会を行い、地元の商店街は大いに賑わっていました。
エイサーという沖縄文化と浅草国際通りの商店街が見事にコラボしたイベントだけに、来年以降も継続していってほしいと願っています。
(取材・文=ミカエル・コバタ)