インタビュー

俳優・島袋明希子さんインタビュー(沖縄上京ストーリーズ)

 

「東京は戦う場所。とにかく行動しよう」

そう語るのは、俳優の島袋明希子さん(那覇市首里出身)。

故郷の沖縄を出て、コロナ禍の困難も乗り越えながらチャレンジし続ける島袋さんに今後の夢や沖縄へのメッセージを伺いました。

 

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自己紹介

 

ー自己紹介からお願いします。

島袋明希子と申します。 沖縄県の那覇市首里出身です。現在の仕事は俳優業で 舞台出演や、映画やCMなどに出演させていただいています。

 

ー直近で出演した作品だとどんなものがありますか?

「孤独のグルメ大晦日スペシャル」に名護市観光職員役として出演しました。また、アクエリアスなどのWEB CMにも出演しています。

 

【出演CM】

アクエリアス

 

まずは就職してから、好きな道へ

 

ー上京のきっかけを教えてください。

実は大学在学中から俳優業にチャレンジしたいという気持ちがあって、大学を辞めて上京しようと考えている時期もありました。ただ、親とも話をして大学だけは卒業して、そこからにしようという話になりました。

ずっと実家暮らしだったこともあり、当時は東京で暮らしていけるのか、精神的にも経済的にも不安はありました。そこから卒業を待って上京しました。上京についても最初は芸能関係ではなく建築系の会社に就職しました。

当初東京で生活していけるのか分からなかったので、一度就職してみて大丈夫そうなら、そこから好きなことをやろうという感じでした。

 

ー上京してすぐ俳優業ではなかったのですね。上京して最初の仕事について教えてください。

建築業の事務職で2年ほど勤務しました。就職先を決める際、自分の時間をしっかり確保できるかどうかという点を重視していました。ゆくゆくは俳優業に進みたいという目標があったので、レッスンや映画、舞台を見たりする時間を確保出来そうな仕事を探していました。

そうしたら転職サイトで最初の職場を見つけて、掲載されていた集合写真がすごく楽しそうで「あ、ここよさそう」みたいな感じで応募したら受かって、「じゃあ行きます」みたいな軽い感じでしたね。ちなみに新卒なのに転職サイトで職探しをしていて、新卒の求人については全く見ていなかったんです。

 

島袋明希子さん
今思うと世間知らずだったなと思います(笑)。

 

ー上京する際に家族の反応はどうでしたか?

親も県外に出た経験はあったのですが、私が1人娘で祖父母も一緒に暮らしていたので、家族は寂しさがあったようです。でも、私が「やる」って言ったらやっちゃうタイプなので、もう最後らへんは良くも悪くも諦めといいますか、 「じゃあ行っといで」みたいな感じでしたね。

 

ー俳優業に進むきっかけは?

もともとずっとやりたいとは思っていたのですが、上京して観た舞台や映画に感化されたことが大きいと思います。これは上京して良かったと感じる点ですが、舞台・映画と大体見たいと思ったものが東京で観られるんですよね。そこで俳優業をやりたいという気持ちが蓄積されていて。

ある時、友人が出ていたミュージカルを観ているときに、その蓄積が爆発したように涙が止まらなくなって。そこでやろう!と決意して、事務所を探し、所属が決まったタイミングで会社員を辞めました。

ただ、芸能活動を始めた矢先にコロナによるパンデミックが起きて思い通りに活動が出来ない時期が続きました。そんな中、ある番組のリハーサルで代役として作品に関わった際に、そこのプロデューサーさんがすごく良くしてくれて、「沖縄出身なら同郷で芸能事務所のマネージャーやっている子がいるから紹介するよ」という流れで今の事務所を紹介してもらいました。

 

島袋明希子さん
そこから沖縄に関わる作品をはじめ色々とチャレンジさせてもらえているので、ありがたいですね。

 

ー初めて実家から出ての東京生活はどうでしたか?

私が上京するタイミングで同級生も上京することになり、ノリと勢いで一緒に住むことになりました。家賃5万円くらいのめちゃくちゃ古い部屋でめちゃくちゃ寒かったです。ドアがガタガタなって閉まらないぐらいでした。駅からも徒歩20分くらいで今思えば大変な環境でしたけど、初めて親元離れての生活で実家にいたころは経験出来ないことが起きて楽しかったですね。

1番笑った体験として、ある日お風呂にキノコが生えてきたんです(笑)。最初に気付いたとき「あれ」って思って思うくらい小さかったんですが、一旦スルーして仕事に行って帰ってきたら3倍くらいのサイズになっていて、どうしようって感じでした(笑)。こんな人生経験ないから、ただただ面白かったですね。

あと、当時の部屋は洗濯機が外置きだったので、雪の日にホースが凍って回らなくなったことがあります(笑)。そういう事件を、なんか面白がって生活していましたね。ただ、寒さはいまだに慣れなくて、そこだけは大変ですね。

 

まずは行動を

 

ー今後の目標や夢を教えてください。

直近の目標として、代表作に巡り合えることですね。例えば国仲涼子さんなら「ちゅらさんのえりー」のような、私と言えばこの役という作品に出合うのが目標です。今はそこに向けての活動中です。

将来的には映画、ドラマ、舞台とジャンル問わず活動していきたいですね。芝居等をやり続けて、気付いたらたらおばあちゃんになっていたくらいの感じまで続けられるのが理想です。それくらいずっと携わっていたいですね。

 

ー島袋さんにとって東京はどんな場所ですか?

「戦う場所」って感じですかね。東京は芸能を志す人たちが集まってくるので、そこで切磋琢磨することはまさに戦いだと感じます。人によって合う合わないはあると思いますが、東京での経験は人生において貴重なものになっていて、私は良い意味で戦う場所だと思っています。

 

ーこれから上京を考えている若者に向けてメッセージをお願いします。

とにかく行動してみた方がいいと思っています。やってみないと合うかどうかもわからないです。行動するのは怖さもありますが、1歩踏み出しちゃえば、あとは流れを感じることが出来ると思います。とにかくやりたいと思ったことについては行動してみてほしいかなと思いますね。

 

島袋明希子さん
私もそうですが、何かあっても「沖縄」という帰れる場所があるので思い切ってチャレンジして欲しいですね。

 

島袋明希子(しまぶくろ あきこ)

1994年生まれ那覇市出身。芸能プロダクションREVIVE所属。

【主な出演歴】
琉球歴史ドラマ尚円王/孤独のグルメ2023大晦日SP/アクエリアスNEWATER CMなど

Instagram https://www.instagram.com/a_shimabukuro/?hl=ja
公式プロフィールページ https://revive-inc.jp/artist/akiko-shimabukuro/

 

 

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