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女性作曲家のパイオニア!金井喜久子作品集コンサート「おきなわうたゆん」

おきなわうたゆん

 

平良英之
ハイサイ!TOKYOうちなーねっとの平良英之です。

 

今回は2022年6月25日に千葉県浦安市で開催されるコンサート「おきなわうたゆん(金井喜久子作品集・沖縄に想いを馳せて)」をご紹介させていただきます。

日本人女性で初めて交響曲を作曲、沖縄音楽を広く知らしめる志を持って活動してきた女性作曲家・金井喜久子さん(宮古島出身)の作品に触れる貴重な機会となっております。

 

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女性作曲家のパイオニア・金井喜久子とは

金井喜久子

 

宮古島出身の金井喜久子さん(1906~1986年 旧姓:川平)は、日本人女性として初めて交響曲を作曲した方です。

その交響曲は日比谷公会堂にて演奏され、また、わらべ歌「じんじん」では1971年に日本レコード大賞童謡賞を受賞するなど、多くの功績を残しています。

喜久子さんの生まれ育った時代はまだ「沖縄民謡は下品なもの」という偏見や、男尊女卑も強くありました。しかし夫・儼四郎さんの支えと持ち前の意思の強さ、明るさで乗り越えてきました。

喜久子さんの大きな業績には沖縄民謡の採譜(楽譜への書き起こし)もあります。

沖縄本島・伊江島・宮古島・八重山島などの民謡・童謡を楽譜に書き起こして「琉球の民謡」として上梓しています。

「沖縄音楽を広く知らしめる」という志のもと、喜久子さんの作風は沖縄の伝統音楽に基づいた風趣を前面にしたものとなっています。

また、沖縄の平和や本土と同等の権利を求めて国会陳情を繰り返し、沖縄平和祈念資料館建設にも尽力しました。

しかし活動拠点が東京だったこともあり、沖縄でもそれほど知名度は高くありません。

このたびそんな喜久子さんの作品を中心としたコンサートが2022年6月25日に千葉県浦安市の浦安音楽ホールにて開催されます。

今回、その練習の場を訪ねて主催の糸数和さんにお話を伺いました。

 

コンサートを企画した経緯と思い

練習風景1
練習風景2
練習風景3
練習風景4

 

ーまず、今回のコンサートを企画された経緯を教えていただけますか

私が沖縄に住んでる頃、金井喜久子さんの作品に触れる機会が多くあり、感銘を受け勉強させていただきました。いつか演奏会ができたらなと思い続けてきました。

そして今回、友利あつ子さんとコンサート企画の話が出た時に沖縄の曲を入れたい、喜久子さんをメインテーマに歌いたいと提案しました。

喜久子さんは日本の女性として初めて交響曲を書きました。日本における女性作曲家のパイオニアですね。

当時は女性が作曲すること自体がタブーな時代でしたが、彼女は持ち前の明るさと前向きな姿勢でそれを成し遂げたのではないかなと思います。

喜久子さんは結婚して本土を活動拠点にされていたのもあり、沖縄でもそれほど知名度は高くありません。

ただ喜久子さんは沖縄の曲を本土に広めたいと強く願っていたんです。しかし本土とは言葉の壁があるのではないか、音楽以前に言葉の壁で沖縄の音楽が広まらないのではないかと考えていたようです。

そこで本土の方でも歌詞が理解できるように楽曲を書き上げました。

わらべ歌というのは、その地方の音楽なので標準語に書き換えること自体が斬新で、沖縄の人が聞くと最初は耳馴染みが薄く感じられるかもしれません。ただそこには彼女の強い意志、より多くの人に広めたいという思いも感じ取れますね。

沖縄で金井喜久子作品を演奏するのも大事なことですけど、やはり彼女が望んだ「海を越えて本土で」というところに私たちはすごく意義があると思ってこの企画に一所懸命取り組んでいます。

 

ー金井喜久子さんをテーマにするうえで苦労したことはありますか?

資料がないことにつきますね。作曲家が残すものは楽譜しかない、そこで演奏家たちがどう受け継いでいくか、歌い継いでいくかが私たち音楽家の役割だと思います。

そうして自分たちの音楽を作り上げていけたらなと思います。

 

ー今回のコンサートで金井喜久子さんの作品に初めて触れる方も多いかと思いますが、見どころを教えていただけますか?

喜久子さんの作品は沖縄の言葉をなるべく標準語に置き換えてわかりやすくしつつも、琉球音階で美しく書かれています。

沖縄民謡を譜面に起こしてのピアノ、三線、歌のコラボレーションは他では聴けないものだと思います。

沖縄のカチャーシーの独特の音楽・リズムをクラシック調で聴けるのも見どころです。

沖縄だと歌三線で民謡調でやっていることを、喜久子さんが譜面に起こしたことで私たちクラシックの演奏家が披露できるところも見せ場かなと思います。

沖縄の音楽を本土の皆さんにお伝えする、喜久子さんがやりたかったことを私たちができると考えています。

会場の浦安ホールもとっても美しく大きなホールで、そこで沖縄の音楽と踊りが披露されるのかと思うと私もとっても楽しみです。

 

ー最後に、糸数さんから一言メッセージをお願いします。

皆さんがふだん耳にする機会がないような沖縄音楽の魅力に溢れたステージになっています。

かしこまったコンサートではなくて沖縄の音楽を広めたいという喜久子さんの思いが詰まった、多くの人に楽しんでいただけるプログラムになっていますので、気軽にお越しいただければ嬉しいです。

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平良英之
金井喜久子さんの「沖縄の音楽を本土で広めたい」という志が糸数さんのように後に続く方々が継承していくことでより広がっていくのを感じました。今回の公演で終了ではなく、継続して歌い継がれていくものになってくれると良いなと思います。

 

公演情報

おきなわうたゆん公演 表
おきなわうたゆん公演 裏

 

公演名:おきなわうたゆん(金井喜久子作品集・沖縄に想いを馳せて)

日時:2022年6月25日 14:00開演(13:30開場)

場所:J:COM浦安音楽ホール コンサートホール

チケット代:2,800円 全席自由 未就学児の入場はご遠慮ください

詳細はこちらへ
https://concert-search.ebravo.jp/concert/125702



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