2022年7月30日、JR新宿駅東口にて「新宿エイサーまつり2022」が開催されました。
コロナ禍により3年ぶりの開催となった関東有数のエイサーイベント。
今回もその模様をミカエル・コバタさんに豊富な写真とともに寄稿いただきましたので、以下お届けします。
<ご案内>
新宿の街の夏の風物詩が3年ぶりに帰ってきた!
「第19回新宿エイサーまつり2022」(主催=同大会委員会)が7月30日(土)に、「お待ちどうさま!」のキャッチフレーズのもと、東京・新宿の東口一帯で開催された。
同大会は関東最大規模のエイサーまつりであるが、一昨年、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。
「今年こそは」との運営側の熱い思いが実り、3年ぶりの開催にこぎ着けた。とはいえ、さすがに例年通りとはいかず、従来より開催会場も減り、昼の部(午後1時から4時)のみで実施。夜の部やフィナーレのカチャーシーは実施されなかった。
新宿アルタ前でのオープニングセレモニーにはお笑いコンビ・ガレッジセールのゴリ、宮川たま子がゲストで来場。沖縄音楽界の大御所・古謝美佐子が琉神の舞いとともに歌を披露し、大会に華を添えた。
今年はアルタ前、新宿高野前、ビックカメラ前、伊勢丹・丸井前の4会場で演舞が実施され、関東からは上石神井琉球エイサー会、心~くくる~、園田エイサー・美ら桐朋、東京中野区新風エイサー、なんくるエイサー、方南エイサーむるち組、町田遊星、明正小HAPPY☆エイサーズ、用賀小エイサーチーム、琉球國祭り太鼓東京支部、琉球舞団 昇龍祭太鼓の12団体が出演。
そのほか、沖縄・糸満の創作演武団SUZUKAと静岡の創作童衆希宝のコラボチーム、本場沖縄・うるま市の具志川青年会の計14団体が参加。
残念ながら、直前になって諸々の事情で4団体が出演を辞退したが、このご時世では致し方ないことだった。
何より本場沖縄より2018年の第17回大会以来、4年ぶりに参加団体があったのは意義のあることで、炎天下のなか、14団体が熱い演舞を披露してくれた。
同大会は過去18回、途中荒天になっての打ち切りこそあれ、雨天中止が1度もない。
そのジンクスは今年も生きていたようで、オープニング時点での東京の気温は35度ほど。
陽射しの強さは沖縄をほうふつとさせるもので、まさに新宿が沖縄になった“熱く暑い日”だった。
関東のエイサーファンも待ちに待っていたようで、例年以上に集まったと思われる大観衆は3年ぶりのエイサーに酔いしれ、皆笑顔でいっぱいだった。
来年はいよいよ区切りの20回目。コロナも吹き飛んで、2023年こそ通常通り、いやそれ以上の規模で開催されることを願ってやまない。
(取材・文=ミカエル・コバタ)