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心の拠り所を目指して~沖縄国際大学校友会東京支部インタビュー

 

平良英之
はいさい!東京うちなんちゅ会の平良英之です。

 

今回は私の母校でもある沖縄国際大学校友会東京支部のお二人、宮城直人さん(東京支部長)新崎四朗さん(事務局長)のインタビューをお届けします。

上京してくる後輩のサポートをしたい、心の拠り所になりたい、という熱い想いがお二人から伝わってきました。

 

<ご案内>

 

校友会との出会い、取り組みについて

宮城直人さん

 

ーまず、宮城さんが校友会東京支部に関わったきっかけから教えてください。

宮城さん 東京支部の立ち上げからかかわっています。1990年なので今から30年超えてますね。

大学から突然連絡が来て、とりあえず行ってみたらそこに沖国校友会の名誉会長と事務局の方が来てそこで初めて校友会の存在を知りました。

その交友会の東京支部を作りたいから協力してほしいとの要請でした。

そこに集まったのが3人で、そのメンバーを中心に発足して現在に至ります。

 

ー校友会東京支部ではどのような活動をしているんですか?

宮城さん 大学側から言われたことが「年に一度卒業生で集まって飲み会してください。予算は出しますよ」とのことで、当初2~3年はただ集まって飲んでいるだけでした。

そこから本会の総会に出席するようになって、校友会が求めていることが見えてきた感じですね。

卒業生のネットワークを東京でも構築して、大学側と連携してほしいという感じでした。

そこから「就職の翼」という就職イベントが始まったのが約20年前からでコロナ禍になる前までは年に一度開催していて、その運営が主な取り組みでした。

 

ー就職の翼ってどんなイベントなんですか?

宮城さん 大学3年生で県外企業に就職希望の学生を集めて合同説明会に参加するイベントです。

代々木にあるオリンピックセンターに企業が集まって合同説明会を開いてそこに学生が参加する形です。

企業説明会が終わった後、夜に校友会東京支部メンバーと大学生で懇親会を行い交流していました。

当初は沖縄の大学が合同で開催していたんですが、その企画自体が無くなり現在は沖縄国際大学が単体で開催しています。

大学側で参加を希望する学生を集めて東京にアテンドしてくれて、そこから校友会がも合流してサポートしています。

 

ー校友会東京支部として今後取り組んでいきたいことはどんなことですか?

宮城さん 沖縄から上京した際、東京での生活がどんな感じなのかを色々な先輩から聞く機会を作っていきたいですね。

住んでみないと分からないこともあるので、その情報をこれから上京予定の大学生と共有する場を作っていきたいと考えています。

上京して2、3年のちょっと東京に慣れてきた先輩に講師を依頼して講演もやっていきたいですね。 就職活動の経験を話してもらったり、とにかく学生と年が近いOBOGとの交流の機会を作っていきたいです。

新崎事務局長のように企業で採用担当をしているOBOGもいると思うので、採用する側からのアドバイスをする場も作りたいですね。

東京でもOBOG訪問先を開拓していきたいです。

 

ーありがとうございます。では新崎事務局長にお話を伺います。新崎さんが校友会の運営に関わったきっかけを教えてください。

 

新崎四朗さん

 

新崎さん 実は11月に事務局長に就任したばかりなんです。前任の秋田さんが沖縄に移住した際、後任に指名されて引き継ぎました。

私は転勤で5年前に上京してそこから校友会の交流会には参加していましたが、運営面についてはこれから宮城さんと相談しながら進めていこうと思います。

前任の秋田さんが現在、校友会の本会で就職部長に就任しているので、沖縄と東京でも連携しながら活動していきたいです。

 

秋田さんのインタビューはこちら↓

 

ー校友会ではどのようなことをやっていきたいですか?

新崎さん 私の中で校友会で出来ることは2つあると考えています。

1つ目は、沖縄国際大学を卒業する子たちが安心して上京出来るようにサポートすることです。

校友会東京支部を通じて様々な相談に乗れるような体制を作っていけたら良いなと考えています。

そのためにも東京近郊に住んでいるOBOGのネットワークをしっかり作っていきたいです。

2つ目は、東京で頑張っている沖国大の卒業生同士を繋ぐ場。卒業生で様々なコミュニティを開いて、それがいろんな形で連携していくような取り組みです。

趣味で連携するかもしれない、仕事で連携するかもしれない、この大きな東京の中で色んな繋がりがあって、温かみがあるコミュニティ運営が出来たら楽しいなと考えています。

私自身、上京して会社が連休の時に3日間誰とも話さなかったことがあってその時は寂しかったですね。20代前半でこんな体験をしたら心が折れて沖縄に帰っていたかもしれません(笑)。

校友会が拠り所の一つになれたらと良いと思いますね。

 

ー宮城さん、新崎さん、ありがとうございます。お二人の力でぜひ校友会東京支部を盛り上げてください。微力ながら私もお手伝いさせていただきます。ここからはお二人が上京した時のお話を聞かせてください。

宮城さん 私は卒業したらとりあえず東京に行きたいという思いが強かったですね。私が卒業するころはまだ日本がバブル経済でキラキラしていてその中心が東京で憧れが強かったですね。

実は就職した会社自体は沖縄の会社だったんですが、5年間東京の別会社に出向してその後沖縄に戻れるということだったのでその会社に就職しました。5年間働いたいら沖縄に帰るつもりだったはずが、気づいたら東京生活30年を過ぎています(笑)。

実は当時の私には夢があったんです。外資系の航空会社で働きたいという夢があったんですが、「入れるわけないじゃん」とやる前から諦めていました。

上京した際の職種もIT関係で夢の仕事とは別ものでしたが、上京して3年目くらいの時に外資系の航空会社に入るための塾みたいなもがあるのを知りチャレンジしてみました。その時は死に物狂いで英語の勉強しましたね。

上京時に就職した会社は3年で辞めて、半年くらいプータローの時期があって、その期間は人生のなかで一番勉強してましたね。次が決まっていないなかで東京で無職、今考えたら無鉄砲ですよね。

努力の甲斐あって念願の航空会社に転職が出来ました。上京して業界の情報に触れることできたからこそ夢が叶いましたね。

沖縄に残っていたら今の自分はなかったので、上京して良かったと心の底から思いましたね。

 

ー上京したことがきっかけで夢を叶えたんすね。東京生活にはすぐなじめましたか?

宮城さん 今考えると私が上京した時の環境は恵まれていましたね。当時出向していた会社に沖縄の他の会社からも出向者がいて、会社で アパート一棟借り上げて寮を用意していたんです。

沖縄出身者が10数人いて会社の先輩も住んでいてよく遊びにつれて行ってもらいましたね。おかげで寂しさを感じることなく東京生活が始まりました。

近くに知り合いがいるのといないのとでは、全然違いますよね。

結局のころ東京でもやっぱりそういうコミュニティの大切さというか、人との繋がりが大切ですよ。

30年以上東京に住んでいるので沖縄出身者以外の友人との付き合いがほとんどですが、いろいろなコミュニティに飛び込んでいくといい人もいっぱいいますし、住みやすいですね。

 

ーこれから上京を考えている沖縄の後輩に向けてメッセージをお願いします。

宮城さん 東京は今でもたくさんの情報やいろいろな人が集まるので、夢をかなえやすい場所だと思います。

新卒で就職したからと言って一生そこにいなければいけないってことじゃないですし、特に今は転職も当たり前の時代です。夢を諦めずチャレンジしてほしいですね。

 

ー新崎さんが上京した経緯を教えていただけますか?

新崎さん 私が上京したのは会社の転勤で、今から5年半前ですね。現在所属している部の上長がお世話になった恩師で本部に引き上げてくれたのがきっかけです。

当時、沖縄の営業所の所長をしていたんですが、出張が結構あって沖縄を離れることも多かったんです。なので出てもそんなに変わらないかなと思って決断しましたね。

今の会社も15年ほどいて、ずっと営業畑でそろそろ違うこともしてみたいなというタイミングだったのもありますね。

 

ー沖縄と東京で仕事の違いやギャップはありますか?

新崎さん 今の会社はもともと県外の会社なので仕事に対してのギャップはないですね。沖縄時代から基本的に業務量も多かったんですよ。

差を感じたのは今の会社に転職する前後ですね。今の会社が3社目でなんですが、その前の2社は沖縄の会社で比較すると仕事のやらせ方や考え方は全然違いました。

もちろん沖縄の会社がすべてそうというわけではないですが、前の2社でも営業をやってましたけど、やってもやっても基本的に真面目にやってる方がちょっと損的な感じのある会社でした。成果が正当に評価されないというか。

なので自分もサボりがちになっていて、このままではよくないと思いました。

とにかく自分の実力を発揮してみたいという思いがあって今の会社に転職しました。実力主義だと聞いていたので、自分にできることを全力で取り組んだ結果、全部とんとん拍子に認めてもらえました。それがすごく嬉しかったですね。

給料も全然上がりましたし、頑張ればその分評価される。営業でもありますし実績に繋がり昇進もめちゃめちゃ早かった。

 

ー沖縄の大学生にとって県内企業と県外企業、どっちに就職するか迷う方も多いと思います。そんな学生さんに向けて新崎さんならどうアドバイスしますか?

新崎さん 私が勤めている会社で沖縄県民は私ひとりなのでプレミア感はかなりあります(笑)。「沖縄出身です」というと「沖縄いいな~」って良く言われます。沖縄出身を武器にするという意味では、県外企業に就職する選択肢は良いと思います。

今はどんどん転職する時代ですし、やってみて合わなければ次々と変えていけばよいと思います。まずはやってみることです。

その中で東京でチャレンジしたいという卒業生がいたら気軽に飛び込んでこれるようなコミュニティとして校友会東京支部を運営していきたいですね。

 

ー上京して良かったことはありますか?

新崎さん これは交友会で交流する学生さんに向けて言っていることなんですが、とにかく四季を感じられることが良いですね。

春には桜が舞い、夏は沖縄以上のものすごい暑さで、秋には紅葉があって冬には雪が降って真っ白な景色を見られる。風情を感じられるのが良いですね。

あと他府県との境目がないので行こうと思えば陸続きで気軽に移動できるのが良いですね。沖縄のように海で遮られているわけではないので。新幹線でサクッと大阪まで行けたり、車で他県にドライブに行ける感覚も好きですね。

あとやはり東京はいろいろと最先端でたくさんの刺激があってそれが楽しいですね。私はすごく肌に合ってます。

 

ー沖国生も含めて、東京に行きたいけど迷って二の足を踏んでいる後輩に向けてメッセージをお願いします。

新崎さん そこで踏みとどまるっていうのも人生だと思います。ただもう1歩踏み出すことで人生が何倍にも楽しくなる可能性は秘めてます。

今踏み出してもいいし、数年後でも良い。 踏み出すことで広がる世界があるのでその選択肢は忘れないでほしい。

実際私も40歳半ばで沖縄から東京に拠点を移してチャレンジ中です。いつからでもチャレンジできると思います。

 

宮城直人(右)

沖縄国際大学校友会東京支部長。浦添市出身、浦添高校卒業、沖縄国際大学1992年卒業。青果系市場仲卸会社勤務。

新崎四朗(左)

沖縄国際大学校友会東京支部事務局長。沖縄県浦添市出身、宜野湾高校卒、沖縄国際大学97年卒業。薬の製造販売業(置き薬)東京本部勤務。

 

平良英之
新崎さん、宮城さんありがとうございました。当社でも校友会と連携して上京サポートをしていきますので今後ともよろしくお願いいたします。

 

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