今回は6月1日から9月末までの4ヶ月間、立川で開催される期間限定ストア「APARTMENT OKINAWA ららぽーと立川立飛店」をご紹介します。
アパレル・服飾雑貨・インテリア・アクセサリーを中心とした沖縄アイデンティティを受け継ぐ数々のブランド商品が集う注目のお店となっております。
以下にその概要、そして代表の金江幸一さんのお話をお届けします。
<ご案内>
APARTMENT OKINAWAとは?
APARTMENT OKINAWA代表の金江幸一さんにお話を伺いました。
ーまずAPARTMENT OKINAWAとは何か、生まれた経緯を教えていただけますか?
私の会社は株式会社ホーセルといって沖縄県内を中心にアクセサリーを制作販売しているメーカーです。7~8年前から県外にも直営店を出したりしてたんですね。
その際、お店の中で少しずつ他の沖縄発ブランドの商品を紹介したり、県外の百貨店さんと組んで沖縄イベントをやったりしてました。
すると沖縄発のブランド、商品ってとても評判が良いのですね。面白いねと言っていただき、いろいろリクエストしていただくことが多くて。また沖縄のクリエイターさん達も意欲的に沖縄県外で展開したいという方も多い。
じゃあ、これまで単発イベントとして私が繰り返してきたことをちゃんとチーム組織にしてしまえばもっと沖縄のブランド、商品を世に出す機会が増えていくんじゃないかと。
そんな経緯から私がまとめ役になり、APARTMENT OKINAWAは誕生しました。
APARTMENT OKINAWAはその名の通り、アパートのイメージです。建物があってそれぞれがやりたいことをやっている。でも「新しい沖縄のものづくり」という点では共通している。
私はアパートの管理人のようなものです(笑)。
「沖縄らしさ」を進化させて新しい時代へ
世間の皆さんの反応を見ていると、「従来の沖縄らしさ」を求めてる方もたくさんいらっしゃるんですよ。お土産屋さんやアンテナショップで見られるような。
もちろんそれも「沖縄」のひとつの形であり、魅力的ではあるのですけど、私たちはそれだけに留まりたくないと言いますか。沖縄が受け継いできた伝統を生かしつつ、その先に「新しい時代の沖縄らしさ」をクリエイトして提案していきたい。
APARTMENT OKINAWAでは参加する各ブランドがそれぞれのスタイルを持ち、思い描いてるイメージがあるのですが、例えばアパレルではひとつの共通点として「色彩の豊かさ」が挙げられると思います。
皆さん色使いやテキスタイルが上手だったり。そんなブランドが多いです。
あと食品やコスメに関しては、もともと沖縄で採れる素材が他の地域と違います。
例えば月桃って沖縄以外ではほとんど知られてないと思うのですが、それを生かした商品が沖縄には多くある。美容効果などいろんな効能があるし、殺菌効果も高い。
沖縄の商品は良い意味でガラパゴス的というか、おのずとレアでオリジナルな商品が多く見られると思います。
クリエイターから自然と滲み出る「沖縄らしさ」
ものづくりも沖縄は他では見られない独特なセンスの方が多いと思います。
沖縄では昔から家で商売をしていて子供の頃からミシンが触れる環境があったり、かつてはアメリカだった時代もあるので多民族的でカオスな部分もあったりする。なので沖縄で生まれてくるものもよそにはないオリジナリティがある。
わざわざ「他の地域と違うことをしよう」と意識しなくても、自分の中から自然と生まれてくるものがオリジナリティを持って受け止められたりする。
沖縄らしさをわざわざ意識しなくてもクリエイターさん達が「自分らしさ」を表現した結果、自然と沖縄らしさが生まれてくる。
それもAPARTMENT OKINAWAの特徴のひとつだと思います。
「進化する沖縄らしさ」を体験いただきたい
私はもともと親父が始めたアクセサリー会社がスタート地点です。創業して35年くらい、2代目の私が引き継いで5年くらい。
親父の頃からホタルガラスのアクセサリーをメインでやっています。主に観光土産として。
いち企業として「売れるんだったら何でもやる」とアグレッシブなスタイルを続けた結果、「ホタルガラスってよく見るよね」と言われるほど認知度は高められました。
ただそれは良いのですが私の中には違う思いもあって。「観光土産」というイメージのみで消費されていって良いのかと。
ホタルガラスって凄く手間をかけて作られるんですよ。なのに出口が少ないような気もしていて。それで県外にお店を出すなどいろんなチャレンジをしてみたり。
「なんでお土産やってるのに沖縄から離れるのか、どうやって売るのか」「いや、ホタルガラスのポテンシャルはこんなものじゃない」と、時に親父と喧嘩しながら(笑)。
私がホタルガラスを「お土産」でなく「アクセサリー」として捉えていくなかでアパレル業界の方たちとつながりができ、いろんな勉強もさせていただきました。そして県外を視野に入れてチャンスを増やしていこうと。
APARTMENT OKINAWAのクリエイターたちは「お土産」というジャンルをメインには狙っていません。ただ沖縄というイメージ、伝統は確かに優れたものですから、それもうまく活用したいという思いもあります。
例えば琉球ガラスや焼き物など、従来あったものも見せ方ひとつでステージが変わるはずなんです。
2001年頃、NHKドラマ「ちゅらさん」をきっかけに沖縄ブームが起きましたが、最近はピークを過ぎて集客力が下がりつつあるという話も耳にします。
だから沖縄はもう新しいステージに行かないといけないはずなんです。従来のイメージや商品だけで商売しようとしたら尻すぼみになりかねない。
APARTMENT OKINAWAを通じて「沖縄のものづくりのポテンシャルは素晴らしいですよ」とアピールしていきたいですね。
ーAPARTMENT OKINAWAららぽーと立川店は6月1日から9月末までの4ヶ月間開催されます。興味を持たれた方にひと言お願いします。
新しい沖縄のものづくりに取り組み、「沖縄らしさを進化させる」という高い意識を持ったブランド、クリエイターが集まる関東では唯一のショップだと思います。
ぜひその新しい沖縄を体験しに来てもらいたいです。
APARTMENT OKINAWA 立川立飛店のご紹介
APARTMENT OKINAWAとは、沖縄のアイデンティティを受け継いだアパレル・服飾雑貨・インテリア・アクセサリーを中心としたブランドが沖縄の今を伝え、これからの可能性を広げていくために集結し、国内外へ発信していくプロジェクトです。
沖縄のアイデンティティを受け継いだブランドのアイテムは、これまでの歴史や風土を感じさせるクラシカルなものから 個性的でエッジの効いたものまで様々です。
色とりどりのアイテムが生活を彩ります。
APARTMENT OKINAWA 取扱ブランド
HIGA / JEENAR / Paper Jewelry / PICTURES / PIPE CREATION / REHEARSAL / taion / YOKANG / joiejoie TAB UNDERWEAR / 育陶園 / LUCIANCHU / atelier sou / と / グラスアート藍 / 工房くばやー / LEQUIOSIAN カラビサソックス / Eanbe / everyday aromas / THE KUCHA / COCOCO 工房 / シマノネ / oHacorte / Champlu あじとや / うるまピクルス / おきなわ薬膳美人 / KISEKI / まさひろ酒造 / 請福酒造 etc・・・
APARTMENT OKINAWAはこれまでに県外百貨店などの POPUPを積極的に行いながら沖縄県内に実店舗を 2 店オープンしました。
そして関東では初の期間限定ストアが6月1日から9月末までの4ヶ月間、ららぽーと立川立飛にて展開されます。
「新しい沖縄」を体験できる貴重な機会です。ぜひ足をお運びください。
店名:APARTMENT OKINAWA ららぽーと立川立飛店
T E L : 080-9854-9351
所在地 : 東京都立川市泉町 935-1 2F
URL:https://www.apartment.okinawa/
営業期間:6月1日から9月末までの4ヶ月間
営業時間 : 10:00 ~ 20:00 or 21:00 (当面時短営業中)
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