今回は7月3日に開催される琉球芸能公演シリーズ「琉球の綾音」をお知らせします。
東京都港区にて「雨」「若夏」をテーマに涼やかに琉球伝統芸能を楽しめる公演となっております。以下に公演の詳細と出演者の声をお届けします。
<ご案内>
「琉球の綾音」とは?
「琉球の綾音」は、琉球古典芸能の若手実演家5人を中心に、2021年から定期的に自主開催されているシリーズ公演です。
主に東京を中心に展開されています。
琉球芸能にも新旧さまざまな演目がありますが、「琉球の綾音」は琉球王朝時代より受け継がれてきた伝統的な琉球舞踊、琉球古典芸能を大切に考え、若手によってその魅力を体現してお届けするという点に特徴があります。
【琉球舞踊】
赤嶺奈津子(左) 赤嶺真希(右) 仲里綾香(中央)
【唄 三線】
細川拓実(右) 親川遥(左)
「綾」とは琉球の言葉で「美しい」という意味を持ちます。
琉球王朝時代より受け継がれてきた美学と感性を若手実演家たちが優雅に、爽やかにお届けいたします。
「琉球の綾音」については、こちらの記事もご参照ください。
その「琉球の綾音」の第5回公演が、2022年7月3日(日)に東京都港区の「来迎山 道往寺」にて開催されます。
2022年7月3日公演のテーマは「雨」「若夏」となっております。演目は以下の通りです。
【主な予定演目】
古典音楽独唱ー瓦屋節、散山節、他
琉球舞踊ー作田、むんじゅる
今回の公演への思い
「琉球の綾音」メンバーの皆様に今回の公演への思いを伺いましたので、以下にお届けします。
【親川遥】
今回のテーマは「雨」と「若夏」。
「雨」を題材とした琉球古典音楽の独唱や「若夏」を涼やかに表現した琉球舞踊「作田」と「むんじゅる」をお届けいたします。
「琉球の綾音」は毎回、季節に沿った内容をお届けしております。
案内役の仲里綾香さんの解説もございますので、初めて琉球芸能を鑑賞する方にも理解し易い内容の公演となっております。
沖縄の涼やかな風を感じていただくひとときとなりますよう、心を込めて演奏いたします。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
【赤嶺奈津子】
「琉球の綾音」をきっかけに琉球芸能に興味を持ち他の舞台へ足を運んだという方が増えてきました。
回数を重ねるごとにお客様の知識レベルも上がり、見る目も肥えてきていることを実感いたします。
出演者それぞれが憧れの演目に挑戦するのもこのステージの魅力ですので是非その辺りも楽しみにご来場いただきたいです。
今回は若夏をテーマにしておりますが、演目の内容は涼しい風を感じながら扇を愛でたり、若い女性の恋の楽しみを歌ったり、今も昔も共通する感性が描かれています。
エアコンではなく扇というあたりが優雅で古典らしく風情があります(笑)。
沖縄で生まれた芸能ならではの題材だと思いますが、最近では東京も沖縄と変わらないくらい暑いですので、琉球芸能で暑い夏を涼みにいらしてください!
【赤嶺真希】
同世代のメンバーで構成された琉球の綾音は、会を重ねるごとに結束が強くなり、お稽古や舞台、楽屋でも楽しく切磋琢磨できる頼もしい仲間です。
私が今回の琉球の綾音で披露する舞踊は『作田』という女古典舞踊の中でも七踊り(ななうどぅい)に属している重要な演目です。
手に団扇(うちわ)を持ち、手に馴染む団扇の風の涼しいことよ、という歌詞に乗せて踊ります。今回の舞台で初めて踊る演目です。
涼やかさや、昔の人の身近な道具に対する感謝を表現できたらと稽古に励んでいます。
【細川拓実】
なかなか演奏されない曲や、歌詞を変えて歌ってみたりなど、常に新しい事にチャレンジしているのが「琉球の綾音」です。
琉球古典音楽は似たような曲ばかりと感じるかもしれませんが、そこに「琉歌」という全30文字の歌詞があることによって壮大な世界が広がっています。
メロディを聞き流しながら癒されるも良し、歌詞に注目して想像を楽しんでいただくのも良し。
私達の演奏で、古のロマンを感じていただけたら幸いです。
【仲里綾香】
三線の音色や唄、舞踊家の息遣いを五感で感じられる公演となっております。
映像ではなく実際に観て、聴いて琉球王朝の世界観の中に浸っていただけるよう解説も努めて参ります。
琉球独特な衣装にもご注目ください!
公演情報
【日時】 2022年7月3日(日)14:00開場/14:30開演
【場所】 来迎山道往寺(東京都港区高輪2-16-13)
【チケット】 全席自由 前売り3,000円 /当日3500円
【出演】 唄三線/親川遥 唄三線・笛/細川拓実 舞踊/赤嶺姉妹 解説/仲里綾香
【チケット購入方法】 インターネット https://www.funity.jp/oyakawa/ ファミリーマート(FamiポートTOP、チケットボタンから「親川遥」で検索)
【お問い合わせ】 よしもと沖縄/[電話]098-861-5141 平日10時~18時 [MAIL]info@oyakawaharuka.com